サーモンピンクの紅花紬。紅花から採れる染料のほとんどは黄。紅色系に染めるには、100万輪もの紅花を必要とするそうです。


八分咲きの紅花を発酵させて作る染料でていねいに染め上げた糸で織られる紅花紬。
紅花には紅と黄の色素がありますが、紅は量も少なく、抽出にはたいへんな手間がかかるのだそうです。しかも、気温や湿度などの影響で色が微妙に変化するため、草木染のなかでも非常に難しく、熟練が必要とされる手法です。
紅花はエジプトやインドなど(確かなことは不明)暑く乾燥した地域生まれの花。江戸時代、米沢藩の名君上杉鷹山(故J・F・ケネディが尊敬する日本人として唯一挙げたのが鷹山なのです)の旗振りで紅花栽培に力を注ぎました。その結晶が日本で最高品質とされる「最上紅花」です。

行末は 誰が肌ふれむ 紅の花「奥の細道」

芭蕉が詠んだ一句です。紅花の別名「末摘花」と「行末」をかけたのでしょうか。
紅の花の行末にそっと腕を通し、短い夏が鮮やか染め上げられる光景を思い浮かべてみませんか。

紅花紬

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紅花紬(ピンク)の詳細

おもな素材
絹100%
サイズ
着尺
価格(消費税別)
50,000円
おもな生産地
山形県長井市 
作家・製作
 
地色
オレンジがかったピンク
柄の色1
柄の色2
備考
置賜(おいたま)地域のひとつ長井市の渡源織物の紅花紬です。この地域で織られる手織りの紬を総称して「置賜紬」といい、国の伝統的工芸品に指定されています。これは機械織りのカジュアルな長井紬で、ふだん着として気楽に楽しめます。